ポンプの潤滑油は何の為に必要なのか?
機械が回転する際には、金属同士が擦れ合うことになります。金属の接触部分に対し潤滑を行わなければ、機械がスムーズに動かないばかりか、摩擦や摩耗による悪影響をもたらしてしまいます。潤滑に必要となるのが潤滑油です。
潤滑油の主な役割としては、
① 摩擦を減らし、スムーズに機械を動かせる。結果として、機械の摩擦や摩耗を防止する働きを持ちます。
② 機械のサビを防ぐ。
③ 稼働する機械の冷却。
④ 接触し回転する機械同士の隙間を埋める密封作用。
軸が回転している所を想像して下さい。
軸の外には当然軸受があります。
潤滑油がしっかりとあれば、動きもスムーズで、摩耗もしません。
これが油が無い状態だと、
・接触する金属が接触面を傷つけてしまう「かじり」
・過剰な摩擦熱が発生してしまうことで、お互いが溶着してしまう「焼き付き」
が起こってしまいます。
なので、潤滑油は定期的に無くならないように補充が必要です。